小学生のちょっぴりぜいたくな夢を、風に乗った風船がかなえてくれた。西日本新聞の記事です。
「大きなステーキをまるごと食べたい」。そんな願いを書いた紙を添えて、福岡市西区の愛宕浜小2年の男の子(8)が、学校から風船を飛ばしました。
男児の風船は、学校創立20周年行事として全校児童470人の風船と一緒に青空に消えていきました。中には、「ケーキ屋さんになりたい」「警察官になる」と将来の夢を書いた児童たちもいます。
「風船が飛んできたぞ」。豊後大野市朝地町の家畜家(55)の庭の木に、風船が引っ掛かっていました。風船の紙には、離れて暮らす小学2年の孫からのような幼い字。
「お父さん、夢を実現させましょうよ」と奥さん。早速、紙の学校印を手掛かりに愛宕浜小学校に「願いをかなえてあげたいんですが」と連絡。
実は、夫婦は繁殖用の黒毛和牛の親牛約30頭を育てています。朝地町は畜産が盛んで、ブランド牛「朝地牛」の産地。
夫婦は朝地牛のステーキ肉2枚(計500グラム)を学校に贈りました。「これを食べて勉強、スポーツに頑張ってください」と手紙も添えられていました。
「ステーキが届いた!」。男児はその夜、お母さんに1枚焼いてもらいました。「おいしい」「幸せ」。家族みんなで味わい、もう1枚は翌日、1人で平らげたそうです。
「まるで夢みたい」。大喜びの児童はすぐにお礼の手紙を送りました。「ねがいごとをかなえてくれる神さまのおくりものと思いました。とってもおいしかったです。スポーツもべんきょうもがんばります」。心温まるエピソードでした。
出典元:西日本新聞
記事にして頂きありがとうございます。バルーンハウスは夢のご提供が出来てありがたい話でした。